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(開催報告)グローバルヘルス サマープログラム2015

開催日2015-09-06

(開催報告)グローバルヘルス サマープログラム2015

日本医療政策機構は、第6回グローバルヘルス サマープログラム「医療分野のICT-タイの事例から学ぶ」を開催しました(共催:公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund))。

ICTを活用した医療情報の収集や共有は、医療の質向上や効率化など、日本の医療システムの持続可能性にも大きなインパクトを与える可能性があります。医療分野でのICTの導入を推進する日本にとって、その導入の過程や評価の方法、課題への対処を他国の事例から学ぶことは非常に重要です。


このような観点から、2015年度のグローバルヘルスサマープログラム(GHSP2015)は、医療ICTに焦点をあてて開催しました。GHSP2015の参加者(12名の医療政策関連分野の若手の専門家や学生)は、日本の医療政策の専門家や政策立案者の講義により、日本の医療制度の強みと課題を学びました。プログラムでは、国内の医療制度だけでなく、今まさに医療ICTに取り組んでいるタイの医療制度も対象としました。参加者は、タイの医療制度について学び、また実際に現地を訪問し(フィールドワーク)、医療ICTの実施状況や課題について学びました。*

参加者はチームに分かれ、フィールドワーク先で得たものをどのように日本の医療制度に応用できるかを検討、「日本における安全で確実な医療ICTシステムの実現」のための政策提言を作成し、日本の医療政策の専門家や政策立案者に対して発表しました。
本プログラムは日本と海外をつなぐグローバルヘルス・プロフェッショナルの養成を目指しているため、基本的に英語で行いました。


【プログラム内容】
*英語による講義を含みました。
東京でのプログラム
・日本の医療政策における専門家・有識者からの講義
・タイの医療制度に関する講義
・問題解決思考ワークショップ
・英語を使ったコミュニケーションなどのスキル研修
・効果的なプレゼンテーション(日本語・英語)についての講義

タイでのフィールドワーク
・タイ国国民医療保障局(NHSO)関係者との意見交換、データセンター、コールセンターの訪問
・地方の保健所の訪問 (カンチャナブリー郡)
・地方でのホームステイ (カンチャナブリー郡)
・医療政策等の専門家を対象とした、日本の医療ICTにおける課題についてのプレゼンテーション

政策提言の立案
・政策提言の書き方に関する講義
・プログラム中に実施した調査や議論、およびフィールドワークで得られた情報を用いた、日本の医療ICTをよりよいものにするための政策提言の立案
・医療ICTの専門家やグローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)のスタッフ、当機構の理事等の関係者に対するプレゼンテーションなど

【開催期間】
 2015年9月6日(日)~9月15日(火)
最優秀チームによる発表会 10月28日

【スケジュール】  ※日程は変更になる場合があります
9/6 - 9/8 オリエンテーション・講義・スキル研修 [東京]
9/9 - 9/13フィールドワーク [タイ]
9/14グループワーク、フィードバック[東京]
9/15発表会 [東京]
10/28最優秀チームによる発表会 [東京]

【開催場所】 
・東京におけるミーティング:政策研究大学院大学(六本木)、JICA地球広場(市ヶ谷)
・タイにおけるフィールドワーク:バンコク・カンチャナブリー郡

【参加者数】
12名

【共催】
特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI)
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund)

【お問合せ】
特定非営利活動法人 日本医療政策機構
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28
担当:スミス
Tel: 03-5511-8521(代表)


*参考
タイでは、2024年までに65歳以上の高齢者の割合が20%に達すると見込まれています。国民皆保険(UHC)を2002年に達成したタイ政府はここ数年、高齢者への対応として、医療ICTを通じたUHCの実現に向けて尽力してきました。また現在7歳以上の国民が、国が発行する、健康保険・税金・運転免許などの重要な情報を統合するIDカードを保持しています。病院への訪問履歴や既往歴などの保険関連情報は、各病院にあるサーバーからタイのUHCを監督する国民医療保障局(NHSO)の国有データベースに日々送られ、記録されています。NHSOはこれらのデータを使い、国民の医療ニーズ、サービスの利用状況等の情報を取得することができます。国の経済発展や政治面での課題に直面し続ける一方で、医療ICTシステムを活用したタイの課題解決の手法は、学ぶべき点があるものと考えられます。

 
 

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