【申込終了】第1回「優れた医療へのアクセスを維持して無駄を削減するための取り組み」専門家ラウンドテーブル(2020年6月2日)
日付:2020年5月18日
専門家ラウンドテーブル・ディスカッション
人生100年時代の社会保障
~COVID-19による有事から考える、アフターコロナに求められる健康医療の在り方~
第1回「優れた医療へのアクセスを維持して無駄を削減するための取り組み」
日本医療政策機構「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」シリーズ
この度、日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は人生100年時代を迎える我が国の社会保障について議論するために、専門家ラウンドテーブル・ディスカッションを開催いたします。
現在の我が国を支える国民皆保険制度は、約60年間にわたり世界トップクラスの長寿社会を支えてきました。しかしながら、近年の少子高齢化人口減少社会に伴う人々を取り巻く環境の変化に対応し、その持続可能性が脅かされています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に対してはヒト(医療従事者など)、モノ(人工呼吸器や個人防護用具や人工呼吸器など)、そしてハコ(医療施設、ベッド数など)によって諸外国に比べて現時点では死亡者数を低い値に抑え込めているものの、様々な社会環境の変化を医療提供体制が免れることはありません。したがって、平時においても自然災害等も含めた有事の際に対応可能な医療システムの改革が求められ、そのためには改革を進める上での包括的なコンセプトを定め、それに基づく具体的な政策オプションを検討することが重要です。
当機構では、2016年から医療システムの持続可能性とイノベーションの両立について議論を続けてまいりました。2019年度には、多分野の専門家の方々を集結したタスクフォースで「医療システムにおける無駄の削減」「医療システムの改革にかかる費用は未来への投資」「疾病の回復だけではない健康寿命の延伸」という3つのコンセプトを共有し議論を重ねました。その背景にある考え方や論点を「日本の医療システム改革のためのグランド・コンセプト(ドラフト)」として整理しました。本ラウンドテーブル・ディスカッションを通じて、グランド・コンセプトをさらに深化させ、医療システムの改革のネクストステップについて提言に取りまとめることを目指します。
そのため、本ラウンドテーブル・ディスカッションでは、第1回、第2回でそれぞれトピックを絞った議論を行い、健康寿命の延伸につながる持続可能な医療システムの構築を目指した提言の取りまとめを目指します。
第1回ラウンドテーブル・ディスカッションでは、「優れた医療へのアクセスを維持しながら無駄を削減する」ことに焦点をあて、研究開発、支出の効率性、医療費の財源の観点から、昨年度のタスクフォースでの議論をもとに、新型コロナウイルスの社会的な影響も踏まえてディスカッションを行います。
なお、本ラウンドテーブルを通して取りまとめられる「日本の医療システム改革のためのグランド・コンセプト」は、タスクフォースによる有識者報告書を公表する際に合わせて掲載いたします。
■日時
2020年6月2日(火)10:30-12:00
■場所
Zoomウェビナー形式
※詳細は当選のご連絡の際に、ご連絡致します。
■参加予定者
政策立案者、関連省庁関係者、関連学会関係者、企業関係者など(60名程度)
■プログラム
10:30-10:35 開会・趣旨説明
Matt McEnany(特定非営利活動法人 日本医療政策機構 シニアマネージャー)
10:35-10:45 議題提示
鎌江 伊三夫(東京大学公共政策大学院 特任教授)
10:45-10:55 議題提示
梅津 光生(早稲田大学 医療レギュラトリーサイエンス研究所 所長)
10:55-11:05 議題提示
小黒 一正(法政大学 経済学部 教授)
11:05-12:00
ラウンドテーブル・ディスカッション
お申込み後に、申込完了メールが届きます。メールが届かない場合は、お手数ですが当機構事務局まで、メール(info@hgpi.org)またはお電話(03-4243-7156)にてご連絡ください。