活動報告 イベント

【申込終了】(オンライン開催)第96回HGPIセミナー「認知行動療法の現在と今後の普及に向けた展望について」(2021年7月1日)

【申込終了】(オンライン開催)第96回HGPIセミナー「認知行動療法の現在と今後の普及に向けた展望について」(2021年7月1日)

日本医療政策機構では、2019年度よりメンタルヘルス政策プロジェクトをスタートさせ、当事者や既存のステークホルダーを含めた国内外の当分野における産官学民のキーオピニオンリーダーや関係団体によるアドバイザリーボードを組織し、ヒアリングを重ねるなかで、日本のメンタルヘルス政策における現状の課題や論点を抽出し、その課題に対する解決の方向性を検討してまいりました。

2020年7月に公表した第一弾の政策提言「メンタルヘルス2020 明日への提言~メンタルヘルス政策を考える5つの視点~」では、現在のメンタルヘルス政策における課題を包括的に取りまとめ、その打ち手を整理しています。

視点1:当事者活動を促進し社会全体のリテラシーが向上する施策を充実させる
視点2:精神疾患を持つ本人のニーズに基づいた地域生活を基本とする医療提供体制を構築する
視点3:「住まい」と「就労・居場所」を両輪として地域生活基盤を整備する
視点4:エビデンスに基づく政策決定・政策評価に向けて必要なデータ・情報収集体制を構築する
視点5:メンタルヘルス政策においてマルチステークホルダーが継続的に議論できる環境を構築する
詳細はこちら:https://hgpi.org/research/mh2020pp.html

特に視点2では、「多職種が連携した多様な治療法の提供が行える体制構築を進める」として、薬物治療以外の選択肢を拡充させることの重要性を指摘し、心理療法の中でも最もエビデンスが構築されている認知行動療法の拡大について言及しています。

この提言をベースに2020年10月からは、「認知行動療法及び認知行動療法の考え方に基づいた支援方法に係る実態把握及び今後の普及と体制整備に資する検討」を行い、本事業は厚生労働省令和2年度障害者総合福祉推進事業として採択されました。

事業報告書全体はこちら:https://hgpi.org/research/mh-activity1.html
提言抜粋はこちら:https://hgpi.org/research/mh-activity1-1.html

現在、COVID-19が終息を見せない状況の中で、不安やストレスを感じる人が増えています。認知行動療法は、そうした人々に対するこころのケアの手法としても有用とされます。認知行動療法は、人の気分や行動は、物事に対する見方(認知)の影響を受けるという認知行動モデルに基づき、問題解決につながる柔軟な考え方や健康的な行動パターンに修正を図っていくことで気分の改善を目指す精神療法の一つです。うつ病のほか不安症やストレス関連疾患などの様々な精神疾患に対する治療効果と再発予防効果が実証されており、標準的治療の一つとして国内外の診療ガイドラインに推奨されています。

今回のHGPIセミナーでは、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長の久我弘典氏をお迎えいたします。久我氏は精神科医師として豊富な臨床・研究のご経験に加え、2021年3月まで厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 課長補佐として政策立案の最前線でご活躍され、2021年4月より同センターのセンター長へご就任されました。

認知行動療法の概要やその重要性に加え、日本における認知行動療法の普及に向けた取り組みや政策的変遷について解説いただくほか、認知行動療法センターのお取り組みについてもご紹介いただきます。政策動向に加え、コロナ禍における人々のこころの健康支援の在り方、認知行動療法の普及に向けた今後の方策などについて、皆様と理解を深めたいと思います。

■お申込:
ご登録はこちら

スピーカー
久我 弘典 氏(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター センター長)

■日時
2021年7月1日(木)12:15-13:30

■場所
Zoomウェビナー形式
ご登録はこちら

■参加費
無料

■定員
500名

■プロフィール
久我 弘典 氏(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター センター長)
精神科医師。医学博士(九州大学大学院医学研究院)、公衆衛生学修士(米国ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院)。2006 年に大分大学医学部を卒業後、麻生飯塚病院での卒後臨床研修、同院総合診療科にて内科認定医を取得。国立病院機構肥前精神医療センター精神科、米国退役軍人健康省ウェストロサンゼルスメディカルセンターVisiting Clinical Fellow、2013 年より国立病院機構肥前精神医療センターデイケアセンター室長を歴任。その間、厚生労働省急性期精神科医療等専門家養成研修にて英国へ派遣。2016 年よりロータリー財団国際奨学生として渡米。米国ジョンズホプキンス大学精神医学 行動科学部門博士研究員として精神疾患の予防研究に従事しながら、2018 年に同大学公衆衛生大学院にて公衆衛生学修士号取得。その後、同大学公衆衛生大学院学術研究員、帰国後は、九州大学病院特任講師、厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課課長補佐を経て、現職。厚生労働省認知行動療法研修事業コアスーパーバイザー。第22回(2022年)日本認知療法・認知行動療法学会にて大会長予定。

イベント一覧に戻る
PageTop