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(イベント報告)グローバルヘルス R&Dと日本の未来 in東北

開催日2016-02-02

日時:2016年2月2日 17:00〜18:30
セミナー会場:東北大学星陵キャンパス、医学部開設百周年記念ホール(星陵オーディトリアム)(アクセス
参加費:無料

日本全国でグローバルヘルスの動きを活性化させるため、日本医療政策機構は2016年2月2日、東北大学星稜キャンパスにて「グローバルヘルス R&Dと日本の未来 in東北」と題したイベントを開催しました。(共催:公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金、東北大学)
■スピーカー

・大隅典子氏

(東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター、センター長)

・押谷仁氏

(東北大学大学院医学系研究科・微生物学分野、教授)

・宮田俊男

(日本医療政策機構、エグゼクティブディレクター)

・乗竹亮治(モデレーター)

(日本医療政策機構、フェロー)



イベント要旨(敬称略)

■大隅典子氏

「Think Globally, Act Locally: 東北大学のヘルスサイエンス」と題し、開かれた大学としての東北大学が誇る医工融合の研究、そして情報科学者と生物化学者の協力の下、宮城県と岩手県で行っている三世代コホート研究の東北メディカル・メガバンク事業等についてお話しいただきました。この事業では、医学と情報科学の両方に精通している人材の不足が課題となっており、その理由の1つとして、国内医学部教育における情報科学をテーマとした授業の不足が指摘されました。グローバルヘルスを含む、多分野に精通する人材の育成が重要だと述べられました。

■押谷仁氏

「多様化するグローバルヘルスの課題と東北大学の取組」と題し、エボラウィルス感染症の大規模流行に際し、東北大学が行ったエボラウィルス感染症調査の事例をお話いただきました。エボラウィルスについては、世界的な脅威という認識の欠如が、ポイントオブケアテスト(感染症などの迅速検査テスト)を含むR&Dの遅れに繋がったことが指摘されました。

また、ビラリン島で実施中の小児肺炎に関するコホート研究についてもご紹介いただききました。コホート研究の成果を出すためには長期の研究が必要にも関わらず、研究費の助成期間が短いという課題が指摘され、必要な研究に対しては十分な研究費を、継続的に供給する必要があると述べられました。

■宮田俊男

「なぜイノベーションやR&Dが、日本のヘルスケア産業の将来や政府の成長戦略が成功する上で重要なのか」というテーマで、日本におけるR&Dの潮流とG7の保健大臣会合などに関する日本政府の取り組み、人材育成や予防医学の研究強化の重要性についてお話しました。

また、R&Dが医療費増加の一因になる可能性がある一方で、安価ながんスクリーニング検査の開発など、費用対効果が高い技術の開発によって医療費を削減できる可能性もあると述べました。日本の研究では、短期間の成果が重視されがちですが、この傾向に変革をもたらし、必要な研究を継続させるためには、世論の後押しが必要だと主張しました。

■パネルディスカッション

講演後は、「グローバルヘルス R&Dと日本の未来」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。グローバルヘルス、イノベーション、研究の実用化の重要性、学問と実地経験をブリッジする人材の育成など、多岐にわたるトピックについて議論がかわされました。

最後に、日本国内でも多くの課題がある一方で、何故グローバル・ヘルスの研究が重要なのか、というテーマが取り上げられました。登壇者からは、グローバルの問題とローカルの問題には強い繋がりがあり、グローバルな課題の解決が、ローカルの課題解決にも繋がると述べられました。

 

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